
はじまりは、音だった。
太鼓の響き。
法螺貝の音。
空間を震わせる音霊。
謎の民族・山裔の直系子孫である宗源氏と、音楽家・水結氣による、太鼓と法螺貝の多次元コラボレーション。
そして、その音の中で生まれていくエネルギーアート。
音と身体、空間と人。
そこにいる一人ひとりの記憶や歴史までもが重なり合い、ひとつの世界へと溶けていく。
三位一体となった響きの中で、
魂の奥深くを震わせるような時間が始まった。
何もない白い紙から、世界が生まれる
目の前にあるのは、何も描かれていない白い紙。
けれど、その場にはすでにたくさんのものが存在している。
その場に満ちる空気。
そこにいる人々の存在。
それぞれが歩んできた歴史。
そして、自分自身の内側にあるもの。
それらすべてが混じり合い、
やがて一本の線となって現れてくる。
線が走り、
色が重なり、
形が生まれる。
描いているというよりも、
何かが浮かび上がってくる。
アイヌ音階のシンセに
美しい般若心経がのる
その音に導かれるように、
何もない白い空間に
一筋の金の柱が立った
龍が舞い
女性の和服姿のようなお方が左に現れた
※左側キャンバスに、左手で弧を描くときに一瞬で現れる女性の顔
その後、髪の毛と衣服が描かれていく


次々と現れるものたち
一枚のキャンバスに見たもの
ななめに反った緑の神獣が立っている
横向のその姿は、目を大きく見開いて深い青緑の目でこちらを見ているのか
宗源さんの言霊で黄色い光が差し込み、それがカラダを突き抜ける
神獣の丹田を通り、何かを与えるようだった
言霊・音の響きに合わせて、
神獣の体に緑の若草が芽吹き始め
生命の力に包まれていく

赤・青・緑・黄・黒の色が激しく交錯し、
形を持たない渦と波で覆われた
ここに表れているもの
「色即是空・空即是色」
固定した形や意味を排し、
色と線が生まれては消え、あるがない、ないがある
声・音・呼吸・そこにある波と同期し、思考を離れ、「今ここ」の呼吸に身を委ねたときに
混沌が生まれる
執着から離れた世界
表現とは仏や法、あるいは空そのものへの帰依と感謝の行為なんだ
般若心経


すべてが重なって、ひとつの紋になる


執着から離れ
囚われから解放された世界
そこから静かに現れたのは、一筋の光
交差しながら波紋を広げるように世界を昇華していく
ある友達は光る剣に、
道のように、
またある人は希望のように見えたと言っていた
最後の瞬間、そこにいた人は
それぞれの光を観ていたんだろうと思う
観ることで光り、
また光は観られることで存在する
あなたがそこに居る証が
光なのである

音から、線へ。
線から、色へ。
色から、世界へ。
NijiT ARTが大切にしているのは、
完成した絵だけではありません。
そこに至るまでに生まれた、
音、身体、感覚、記憶、出会い。
目には見えないものたちが重なり、
ひとつの表現として顕在化していく。
消えては生まれ、
また消えては生まれる。
その繰り返しの中で、
私たちは新しい世界を創っていく。
今回の「神聖の覚醒」もまた、
その瞬間、その場所、その人たちだからこそ生まれた、
一度きりの創造でした。
音が天地を繋ぎ、
色が世界を描き、
そして、ひとつの魂の紋が生まれる。
NijiT ARTはこれからも、
目に見える世界と、
まだ形になっていない世界のあいだに立ち、
その境界から生まれるものを表現していきます。
神聖の覚醒。 (動画はこちら)
そこから、新しい世界がひらいていく。


