昼間、空を見上げて目一杯に広がる青空
その青空以外には空には何一つ現象はない
目を落とし周りを見渡せば、昼間の明るさでなんでも目に入ってくる
愛しい人の笑顔、風で舞う木の葉、コーヒーのいい香りを伝う白い湯気、汚れた靴さえも
見たものに感じ、解釈をつけ、記憶に留める
陽が沈んだ
そこにあった青空は漆黒の闇だ
だがそこに、無数に散りばめられた星が目に届く
その光は、肉眼でも250万年光年離れた星までもが見えるという
さて、手元は薄暗くて見えないのだ
地球から遠く遠く離れたその宇宙から届く星の光に
私たちは浪漫を持っている
なんとも曖昧な、だけども自由な安堵感のような
無限の夢を見ることができる
形あるもの、形ないもの
昼と夜
近くと遠く
顕在と潜在
ー・ー・ー・ー・ー♾️
目次
