自然の織りなす芸術を目の当たりにすると、それを伝える言葉が見つからず言葉をいつも見失ってしまいます。そんな素晴らしい景色を福島県、阿武隈洞で見つけました。
東京から常磐道を走って3時間で辿り着くその場所には、10万年の時間を費やして作られた芸術を見ることができます!
山肌に作られた洞窟への入り口から洞窟内へ入るやいなや、独特の雰囲気に、胸がざわっとなります。
自然の営みで作られた模様や形がより美しく見えるように、ライトアップされた壁面は、ただただ圧巻
鍾乳洞が作られる過程として、空気中に含まれる二酸化炭素を取り込んで地上に落ちた雨が、腐敗物から出る二酸化炭素と結合して酸性になり、石灰をゆっくりとかして岩から滲み出て、それが鍾乳洞を作るのですが、洞窟内で耳を澄ますとその水の流れる音や、水滴の落ちる音を聞くことができます。
意識を俯瞰させてその空気と一体になると、視覚で感じていた芸術が全身に抜けて、強烈な感覚を体感することができました。
しっかり吸収していくと、今度は私の脳と手を媒体として表現したい。という想いが湧いてきます。
アートの根源を自然の力からいただきました。
自然の時間の深さとかっこよさを受けて