考える力が分散されているなぁ
と感じる時には、創造する力もうまく発揮することができないです。
1点に集中することで、アイディアや状況から創造性が働いていくのですが
”集中する”
ためのコツみたいなものをいくつも知っていると、いろいろと試せて楽しいかもしれません。
人それぞれ、そのコツが合う合わないがあると思うので、自分はどんな時に集中力が高まるんだろう。
と、探してみて下さい。
もし、面白い方法があったら是非、教えて下さい^^
私は、集中して絵を描きあげる時のひとつのコツに、音楽やリズムからデザインに繋げていくことがあります。
そこで、
音楽と絵にはどんな関係があるのかな?ということと、音楽が集中力を助けるのか、ということについて私の考えていることをまとめてみました。
音楽と絵は背中合わせ
音楽が生まれたのは紀元前2000年と言われ、楔形文字を用いて音楽の記録が行われていた形跡がメソポタミアで残されています。 そして絵画で言えばどうかというと、その起源は有史以前に遡り、スペインで6万5000年以上前にネアンデルタール人が描いたと推定される洞窟壁画が発見されています。
音楽よりもかなり以前に絵画という芸術が生れていることには驚きますが、記録が見つからないだけで、音楽も絵画と同じように想像できない大昔から現代に受け継がれているものかもしれませんね。
壁画の書かれた洞窟で奏でる音楽、砂地に描かれたデザインに火を焚かれ音楽を添えた儀式など
生活の中、儀式や占いなど神聖なものにまで、このような表現は人から創造された、素晴らしい創造物として今に残っています。
絵と音楽は同じ表現するものではあるけど、密接に一緒に長い歴史を人類とともに歩んできました。
絵画はそこに静かに在る、こちらからアクセスする能動的に存在するもの、
音楽は動きの在る、私たちにとって受動的な存在のもの、
繋げているのもは、背中合わせで、人の内側にある同じ要素なんだと考えています。
音楽から絵をイメージしていく方法
絵画と音楽で、なんとなくリンクしていそうなものを表にしてみました。
これは私個人が感じているものなので、人によっては全く違う表になることもあるかと思います。
目に見えるもの、耳から聞こえるものと表現は違うけど繋がる何かが見えてくるのがわかるかと思います。
絵画(静) | 音楽(動) |
タッチ(リズム) 色彩 色の明暗 混色 形 | リズム(律動) 音域や音の輪郭 ピッチ(音の高さ) ハーモニー、アンサンブル メロディー |
それぞれ作り出している要素が複雑に絡みあって、印象が変化していきますが、その要素の元となるものは人の中にあるものから造り出されていて、
創造されるときは人の内側で動きが起こり、渦を巻き、それが表に現れます。
受動的であった音楽を、能動的にアクセスしていくことで、リンクしてそこから創造性が生まれていきます。
不足しているなぁとか、もっと欲しいなぁと感じる要素を自分の中に取り入れて、創造性を刺激します。
音楽のリズムを聴いて、どんな風に自分に聞こえるのかそのリズムに寄り添ってみると
それを呼ぶ模様が浮かんだり、メロディーの表現する物語に入り込んで見ると、そこから見えてくる景色が
頭にふわっと浮かんでくるのを楽しめます。
その自分のイメージに、壊さないように優しくアプローチして色と形を選んでみてください。
イメージを見ようとするのではなくて、音楽の中に入っていくと見えてくる。という感じです。
ぜひ楽しんでみてください^^
集中力が頭の中のゴミ掃除
最後に音楽は集中力を高めるのか?
ということですが、
音楽から絵を見ようとするのであれば、必然的に集中することになります。
更に、いいことに!
集中は、1点に思考を絞るので、頭の中に散らかったゴミのようなものも一緒に綺麗にしてくれる感覚がしています。
モヤモヤする。という時は、1つのことに集中することが本当にオススメです。
音楽から絵を見ようとする時でない場合であっても、音楽には一定の頭の中のエントロピーを下げてくれる役割があると考えています。
音楽の発する整った波長に同調していく形になるので、よっぽど頭の中で音楽を遮断していない限りはある程度集中するのには有効そうです。
同調しても、ある一定すぎるとほどけてくるので、次のスイッチは必要となると思いますが。
それでは。
何か、誰かのお役に立てますように。